💐明日は公立小の卒業式です~それと高校野球の話~💐
- 大分 学園
- 2022年3月22日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年4月21日
先週から一転、寒の戻りがあってやや肌寒く感じます。
個人的な事ですが、我が母校が70年の歴史で初めての甲子園出場、守備の面では想像以上に健闘してくれて、土曜日は楽しく過ごせました。
野球部OBではなく、ただの野球マニアで、音楽部と華道部の兼部だった私が偉そうなことは言えませんが、生きている間に母校が甲子園に出るなんて思ってもみませんでした。
いわゆる〖松坂世代〗の私が高3だった1998年の夏、県大会前の合同新聞に掲載された【戦力分析】で、大分舞鶴は戦力についてではなく【当時のキャプテンの人望の厚さ、学力の高さ】しか書かれておらず、同級生と大爆笑したのを覚えています。
実際に当時のキャプテンは定期テストで学年トップを取ったこともある上に、誰に対しても明るく優しい人格者でしたが、他校の記事ではちゃんと野球の話をしているのに、舞鶴だけウケ狙いに使われた感がありましたね。
あれから四半世紀の時を経て、21世紀枠の中では最も実績も伴った選出校として堂々と戦ってくれた選手の皆さんに感謝しています。
出来る事なら現地で応援したかったですが、今回は公園通り校から応援させていただきました。
監督さんもそれまで数々の高校を強化してきた実力者ですし、リリーフ登板した野上投手が新2年生であることを考えれば、そう遠くないうちに、次のチャンスが巡ってくると思えます。
さて、本題ですが、大分市内の公立小学校は明日23日が卒業式です。
卒業生の皆さんは、半月後にはブカブカの制服にそでを通し、荷物を引きずるように抱えながら登校していることと思います。
…私自身、中学校入学当時の身長が140cmほどしかなかったので、入学したての中学生と言うと何となくそんな見た目を想像してしまいます。
そろそろ学習塾らしいことを書こうと思うのですが、入学直後の中学生たちにとって、大事なのは〖新しいルールへの適応〗と〖高いレベルでのマイペースづくり〗です。
まず、小学校でほぼ毎日やってきた【漢字ドリル】【計算ドリル】はなくなります。
また、数学の計算式は「=(イコール)」を問題の右側ではなく、左下に書くようになります。
そしてテストはまとめて2日間で行い、問題文と解答用紙が別々になります。
保護者目線では「いや、そんな当たり前の事を言われても」と思うかもしれませんが、子どもたちにとってはこれまでの常識が大きく変わることになります。
中学生の中には「ドリルが無くなったから、定期テスト前に一気に覚えるのが大変」という人がいます。
…当たり前だ、としか言いようがありませんね。
漢字ドリルや計算ドリルが無くても「国語のきまり」「数学基礎の学習」のような副教材が与えられます。理・社・英についても副教材があります。
安定して上位を維持できる生徒たちは、授業で習った範囲の副教材を、宿題として出される前に自分の意志で解き進めるものです。
受験勉強を「受験生になったら」ではなく、入学時から意識していれば、特に苦労することなく好きな高校に受かるはずです。
保護者の方の中には「うちの子、勉強の仕方が分からないみたいで」という方がいらっしゃいます。
「私ならこうする」という引き出しはいくつかありますが、自分のスタイルを確立している人は無視してください。
〇習って1週間以内にやったことを振り返り、テスト1週間前でなく、2週間前から総合的に振り返りをしていく
〇副教材は解けなかった問題の横にマークを付け、テスト期間は解けなかった問題をつぶしていく
〇自学ノートは計算・漢字・英単語練習ノートと割り切る
〇学校の副教材以外にもテスト形式の問題集を解いて備える
「こうする」ではなく「こうした」というのが本当のところで、上記の事が全てできていれば上位10%の中には入れるでしょう。
さらに上を目指したければ、計算の工夫をするだとか、人生で目にする、耳にする全ての事に興味を持ち、教科書に載っていない知識も増やすといったことが必要になります。
いわゆる「雑学知識」が豊富な生徒ほど、全教科の得点に波が無くなります。
机に向かって参考書を開いているだけでは、知識の幅が広がりません。
本来はテレビでもゲームでも、街を歩いているだけでも得るものはあります。
中学校生活は、大変だと思えば大変ですが、早いうちに自主性を身に付ければ小学校よりも楽しくなるでしょう。
また、「親が子離れできるか」にもかかってきます。
子どもに対する期待や願望はそれぞれにおありでしょうが、しかしそれは子どもたちの人生です。
順番通りに行けば、彼らの一生を見届けることなく、先にこの世を去るのは親のはずです。親であっても自らの願望を押し付けるのは、その後の彼らの人生を考えたときに心苦しくなります。
子どもが時に幼さゆえの世間知らずな発言をしていれば助言し、正してあげればよいでしょう。
子どもたちにいわゆる【反抗期】が来たとして、頭ごなしに封じ込めようとすれば逆効果かもしれません。
ちなみに私は父から「俺の息子が何で勉強なんかしてるんだ」と言われたことに対する反抗の一つとして勉強したという部分もあります。
一か八かで〖逆張り〗をしてみて、それで子どもが勉強してくれたらラッキー、という気持ちで試してみても面白いかもしれません。
許さざるを得ない事と、絶対に譲れない事はご家庭によって違うでしょうが、いずれにせよ、自らの中学生時代を思い出せば【締め付けすぎは逆効果】だと感じるはずです。
私たちは、令和4年度も塾生の皆さんがそれぞれに自分の意志で人生を切り拓くアシストをしていきます。
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