1/15(土)16(日)には〖大学入学共通テスト〗1/18(火)には〖私立高校推薦・特奨入試〗が実施されました。
共通テストについては、トンガの火山噴火に伴うとされる津波の影響で、実施に影響が出た地域があったり、東京都内で事件が発生したりと、不利を被る受験生が出たことが気の毒です。
公平を期して実施しようとしても、不測の事態にすべて対応するのは難しいことです。
さて、「全体的に難化した」と評される第2回共通テストでしたが、難化というより〖問題数が増加した〗のがその原因であろうと思います。
受験生それぞれに、自分の志望校の合格ボーダーと比較して「共通テスト得点率○%」という目標を掲げていたでしょうが、どの大学でもそのラインは下がるでしょう。
本番を迎えてしまえば、あとは「程よい緊張感を持ち、試験の空気を楽しむことが大切」と私はよく口にします。「テストと言う名の点取りゲームをエンジョイしてください」と。
そして「いつもより難しいと感じたとき、おそらく周りの人たちも同じように感じているのだから、あまり気にしない事」
「最初から満点を狙わない事。解き進めているうちに『いけるかも』と思えば全問正解を狙ってもいい」
特に最後の「満点を狙わない」スタイルは、よくできる生徒ほどプライドが邪魔をしてなかなか受け入れられないようですが、問題数が多いときほど、分からないところ、時間のかかりそうなところを後回しにして、手を止めて悩む時間を減らすことで偏差値で上回れるメリットがあります。
これは中学・高校入試についても同じで、とある学校の入試問題では「意地になって解こうとすると絶対に時間が足りなくなる問題」が仕掛けられています。
受験勉強においては、知識を詰め込む必要もありますが、それに加えて【融通が利く】【賢い立ち回りができる】ことが大切です。
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