全県平均点は以下の通りです。
国 語 34.5点
社 会 29.1点
数 学 25.0点
理 科 30.2点
英 語 22.3点
国英数 81.8点
5教科 141.3点
これから当塾のみならず、他塾さんでも
「塾で英語と数学を習っているのに、その2教科の点数が低いんです!ちゃんと授業してもらえますか?」
という声が増えるんだろうなぁ、と憂鬱な気持ちになるので、問題を作っていらっしゃる方々には「頼むから各教科の平均点にムラを出さないでくれ」と思ってます(;'∀')
生徒さんだけでなく、保護者の方々の中にも「偏差値」という概念が無く、自分(のお子さん)の得点だけを見て一喜一憂する人は少なくありません。
例えば今回の全県学力診断の結果ですと、国語の40点よりも、英語の30点の方が「偏差値」は高く出ます。
学校教育現場では「相対評価はやめました」「通知表はその人自身の頑張りを評価します」と言われてはや二十数年ですが、入試においてはそれはキレイごとにすぎません。
平均点との比較で自分の偏差値がどれくらいで、行きたい高校にはどのくらいの偏差値があれば合格するのか、という指標は私たちが学生だった20世紀から変わっていません。
内申点による加点があるにせよ、そのおかげで志望校に滑り込みで合格できた人は、入学時に「学年最下位」からのスタートとなるのです。
ちなみに高校の評定はほぼ、ゆとり教育より昔の「相対評価」から変わりありませんので、頑張ってくらいついていかなければ留年の危機との戦いが待ち受けているかもしれません。
大分学園に通う受験生の皆さんには、時々それぞれの志望校のボーダー得点についてのお話をさせていただいています。
そして「ボーダー」=「その点数で合格したとして、先々苦労するライン」だとも伝えています。
また、学力診断の平均点は県内のほぼ全ての中3生が受けた結果ですが、その人たちの中には【公立高校一般入試を受けない人(私立専願・私立推薦・公立推薦)】がおよそ2000人混ざっており、それらの人たちを除けば、平均点は10点ほど高くなるものと思われます。
ですから、今回の結果を鵜呑みにせず、更にレベルアップを目指し、引き続き頑張っていきましょう!
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