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執筆者の写真大分 学園

令和3年度 大分県公立高校入試 総評

更新日:2021年5月26日


中の人(アラフォー)は高校時代、かじる程度に〖華道部〗に所属していました。活動は月に2回、ということで〖ただのお楽しみ会〗と言われる内容でしたが。


ですので本格的なことは知りませんが、今でもふと花を活けてみたくなることがあります。

本当に気まぐれなので、ちゃんとした花瓶すら用意せず、100均で買った入れ物や空き瓶など、その辺にある筒状のものに〖何となく〗活けるのが趣味です。


本格的にやっている方々からすると邪道でしょうが、その辺に生えている、可愛い花の咲く雑草をそれらしく活けてみるのも、「ザ・庶民派」という気がして個人的には悪くないと思っています。


さて、本題です。

先日、大分県教育委員会ホームページで、「令和3年度 大分県公立高校入試」の結果分析について発表がありました。


そのデータを基に、私なりにまとめ直したものが以下のPDFです。

平均点は3年連続で上がり、157.5点となりました。

内訳をみると、前年に大きく平均点が下がった社会が大幅に上げ戻し(+8.2点)、一方で前年に大きく上がっていた英語の平均点が大幅に下げ戻し(-9.1点)、残る3教科の平均点は微増でした。


得点分布をみると、平均を少し下回る(80~140点)層が減少し、250点を超える生徒が前年の1.5倍に増加しています。


昨年度は初めの「コロナ休校」の影響で【やる人とやらない人の格差】が例年以上に大きくなったのではないか、というのが私の個人的な見解です。


以下は「大分市内の普通科高校からの国公立大学進学者」についてまとめた表です。



合格ボーダー得点                           〖300点満点〗 

       245  225  215   195   185  175   150    60

      上野丘  舞鶴  豊府  大分西  雄城台  鶴崎  大分南  大分東

国立合格者 259名 189名 165名  53名   50名  42名   9名   6名

公立合格者 23名  51名  42名  33名   46名  25名   6名    1名          国公立 計 282名 240名 207名 86名 96名  67名 15名    7名

生 徒 数 320名 320名 280名  240名  240名 200名 200名  200名                                   

国 公 立  

合 格 率  88% 75% 74%  36%    40%  34%   8%    4%    

〖※生徒数は当時の募集定員〗

〖※大分南・大分東は普通科定員 各120名〗



普通科高校に進学する生徒さんの大半は次の3年間で「大学進学」を目指して勉学に励むことになります。

このデータだけを見れば「合格ラインの高い高校に行けば、国公立大学に受かる確率は高くなる」と言えそうですが、実際にはそんなに単純ではありません。


そこで、本当はそれだけではないのですが、ひとまず目標を「有名大学に行くこと」と設定したシナリオを考えてみましょう。


「内申点が良く、ギリギリの220点で舞鶴入った生徒」と「220点取って学年トップで鶴崎に入った生徒」の2人がいたとします。

中学を卒業する時点で二人の学力レベルは互角ですが、3年後には大抵後者に軍配が上がるものです。

「周りのレベルと授業ペースについていけず、学習したことが出来ないままで次の話が始まる」と、モチベーションが下がります。

一方で、どの集団でも「周囲から『成績優秀者』として一目置かれる」存在になれば、大体の人はその期待に応えようと更に努力するようになります。


勿論「良くも悪くも周囲に流されやすいタイプ」であれば、そうとも言い切れない部分があるので、自分がどういう性格なのか、しっかり【自己分析】しましょう。


普通科高校については、どこに行こうと「大学に行くための通過点」にすぎません。

上野丘に受かっても、そこで終わりではありません。

更に3年経った時に選択の幅を広げたければ【受験する高校のボーダーライン+20点】を目指しましょう。

ただ、実際には〖通学のしやすさ・部活・校風・制服…〗など、進学先の決定にはいろんな要素があると思います。


進路のことでお悩みの生徒・保護者の皆さんとは、随時面談を行うこともできます。

お気軽にお問い合わせください。


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