本来であれば8月26日に実施される予定だった「全県学力診断」ですが、2学期の分散登校の影響で、9月8日に延期されました。
どの教科も《3年1学期までの学習内容すべて》です。
範囲の広さに戸惑う人は、今も昔も変わらず多いと思います。
そして受験生であるにもかかわらず、未だ「勉強の仕方が分からない」と言う人の為に、今日は〖受験生の理科・社会学習法〗についてお話しします。
まず、新研究を解いていれば、自分の苦手な単元が見えてくるはずです。
《伸びる人》は《自己分析ができる人》《自制の効く人》だと言えます。
まず自分の苦手な単元を見つけ、現実から逃げずに立ち向かえば、成績は上がるものです。
理科・社会は暗記要素が多くを占めるので、まずは「周期表丸暗記」「年表丸ごと脳裏に焼き付ける」など、原始的な学習法も有効です。
断片的な知識はすぐに抜けやすいものです。
反対に、一連の流れを意識し、ひもでつなぐように記憶をつなげていけば、断片的に思い出した単語を基に、そのひもをたどって多くの記憶を呼び起こすことができます。
まとめて複数の物事を暗記するときには図表を利用し「○○といえば●●」のように関連づけて複数の知識を結びつけましょう。
理科の計算問題など、解説を読んでも自力で理解ができないものは誰かに聞きながらでも解けるようにしていきましょう。
その「誰か」とは、親・祖父母・兄・姉・同級生・学校の先生・塾の先生・近所のおじさんなど、本当に誰でもよいと思います。聞きやすい人に聞けばよいのです。
ちなみに中の人(アラフォー)は、学校の先生に質問することが一番多かったです。
勉強について両親に頼れないのは10歳で気付いていたうえ、私より賢い同級生たちは冷たい人が多かった(ただ仲が良くなかったのかもしれませんが…)ので、聞いてもいつも「俺も分からんわぁ」などとはぐらかされていました。
分かっているのに教えてくれない、というのは授業中にその質問に難なく答えるところを何度も見ているので、間違いないのです(-_-メ)
そういう人に対して「追いつかれるのが嫌なのかな、ちっちゃい人間だな」と思ったことが、ある意味では私の「あいつらを倒したい(物理的にではなく《学業で》ですよ)」という闘争心に火をつけてくれたので、彼らの狙いは裏目に出たことになりますね。
私はクラスメイトに教えてあげられる事があれば教えてきましたし、大分学園の生徒たちにも「友達に教える事で自分がレベルアップできる」と言い聞かせています。
持っている知識をアウトプットすることで、他人に説明できるほどに身についているか確認ができるのです。
メジャーリーガーのダルビッシュ有も、他の投手から変化球の投げ方を尋ねられたら、惜しまず教えるそうです。
「自分の手の内を明かしたうえで、それでも『ダルビッシュには敵わない』と思わせるくらいに自分の技術を磨けばいいから」という話には、深く共感出来ました。
覚えたことを他人と共有すれば、さらに忘れにくくなると思います。
「あの時○○さんに教えてもらったところ」「○○くんに教えたこと」という具合に、思い出し方のバリエーションが増えれば、忘れっぱなしにならずに済みます。
思いつくままにあれこれと書いてきたので文章にまとまりがありませんが、どれか一つでも「真似してみよう」「ウチの子にやらせてみよう」と思える事があれば、ぜひ試してみてください。
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