ここまでくれば、我々にできるのは祈ることだけですが、果たしてみんな実力を出し切れているのでしょうか。
大分学園では中3生の大半が、3学期は高校受験直前まで毎週土日の休みを返上して【高校入試直前週末講座】に参加します。
土曜に入試形式で5教科のテストを受け、日曜に解説授業と面談を行っています。
今年もこの2ヶ月で180点→220点にアップした人をはじめとして、みんな講座前より得点を獲れるようになりました。
一部の意識の高い方々を除いて、大分県では殆どの受験生たちは、部活を引退した後から本格的に受験勉強を始める傾向があります。
そういった人たちにとって2学期の途中までは知識の抜け落ちを見つけて〖穴埋め〗をしながら〖基礎固め〗をする時間となります。
そして3学期はいかに多く【実戦形式の問題】に触れたか、で得点力は大きく変わります。
入試の形式は時代と共に少しずつ変化してはいるものの、数年で全く違うものになることはありません。
直前講座の参加者から「確かに私の点数は上がってますけど、皆上がってますよね。これ、問題が簡単になっていってるんじゃないんですか?」という不安の声も聞かれます(笑)が、それは毎週の反復によって【知識が増えたこと】【ペース配分が分かったこと】【減点されない記述の仕方が分かったこと】【くだらないミスを減らせたこと】などの複数要因で、同じ講座を受けている生徒の大半が得点アップしているのが理由なんです。
今年の中3生たちの闘いはひとまず終わりますが、今日からは次の受験生たちとの積み重ねが始まります。
中2以下の皆さんに前もって申し上げておきたいことは「受験が【勝負】であってほしくない」ということです。私の理想は【どれくらい圧倒的に勝つか】を考えながら早い段階で志望校の合格安全圏を確保し、そこからは隙のない仕上げを行い、受験直前は体調管理を最優先して主席合格を狙うことです。
早めのスパートは自分自身を精神的にも肉体的にも楽にしてくれます。
これから受験生になる皆さんは、ボクサーの減量の如く過酷なメニューを組まれなくてもいいように、今から準備を始めましょう。
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